がんに関する治療の概要

専門医による幅広いがんの検査と治療を当院で行います。また、治療内容や患者様のご希望により、地域のがん拠点病院への紹介、また、拠点病院からの紹介で、連携パスにより当院で継続して治療や経過観察を行います。自院でのセカンドオピニオンや他院へのセカンドオピニオン紹介もいたします。

連携パスとは?

病院同士や診療所による医療連携が進んでいる中で、疾患ごとの治療方針などについて、治療が切れ目なく提供されるように、医療機関同士が一定のルールを決めて行う地域医療連携クリティカルパスのことです。

胃がん

  • 検査

    胃透視、胃カメラ(組織生検含む)、ヘリコバクターピロリ除菌、ペプシノーゲン検査

  • 治療

    治療治療
    EMR(Endoscopic Mucosal Resection)/内視鏡的粘膜切除術
    胃や大腸ポリープの早期がんの一部に対して行う治療です。病変に対して、生理食塩水などを注射し、病変を水ぶくれ状に隆起させます。それをワイヤーループにて締め付けて、高周波電流にて切除いたします。
    ESD(Endoscopic Submucosal Dissection)/内視鏡的粘膜下層剥離術 <連携病院を紹介>
    食道や胃の早期がんの一部に対する新しい治療です。病変に対して、ヒアルロン酸ナトリウムなどの注射をし、局所を隆起させ、内視鏡治療専用の電気メスを用いて病変を剥離するものです。EMRより時間はかかりますが、より大きな病変を一括に切除できます。
  • 外科手術 <広瀬病院または連携病院、拠点病院で実施>

    当院で、または当院医師が連携病院へ登録医として出向し手術、または、連携病院や地域の拠点病院へ紹介いたします。

  • 化学療法

    地域の連携パスにより当院で実施いたします。

  • 術後のフォローアップ

    連携パスにより当院で実施いたします。

肝がん

  • 肝がん 検査肝がん 検査

    検査

    腹部超音波 / 腹部CT / 腫瘍マーカー(血液検査)

  • 治療

    がん拠点病院へ紹介 … 手術、ラジオ波、腫瘍塞栓術
    各病院との連携パスに対応 … 胸部X線検査、血液検査

肺がん

  • 肺がん 検査

    検査

    胸部レントゲン / 胸部ヘリカルCT / 腫瘍マーカー

  • 治療

    がん拠点病院へ紹介 … 外科手術、放射線治療、化学療法

  • 経過観察

    各病院との連携パスに対応 … 化学療法、CT・X線検査、腫瘍マーカー(血液検査)

大腸がん(大腸ポリープも含む)

  • 大腸がん 検査

    検査

    便潜血検査、注腸造影検査(X線検査)、
    大腸内視鏡検査(大腸ファイバー)・組織生検

    便潜血反応が陽性でも大腸がんであるとは限りません。また、陰性であったからといってもがんで無いと安心はできません。便潜血反応はがんである可能性の指標となります。X線検査や内視鏡検査でがんの有無を、また、組織生検でポリープなどが悪性か良性かを調べます。

  • 治療

    内視鏡的治療、内視鏡的ポリープ切除(ポリペクトミー)、内視鏡的粘膜切除(EMR)、外科手術(当院または連携病院で)、術後化学療法、地域の拠点病院との連携パスにも対応しています。

  • 経過観察

    各病院との連携パスに対応 … 化学療法、CT・X線検査、腫瘍マーカー(血液検査)

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